行き先

白い花どこへ向かうのかと聞かれても私でさえも分からない。
それが「心の行き先」だと思うのです。
その頃の私は、恋愛をしたいと強く願ってはいませんでした。
出来ればしたい・・・という程度だったのです。
仕事も忙しくしていましたし、プライベートでも色々と用事が重なっていましたので
私はそれで手一杯だったのです。
男友達と話す時間などは少しありましたので
そういう意味では一応(?)「異性交流」はありました(笑)
そんな私でしたが、友達が連れてきた男性に心を惹かれたのです。
直ぐに惹かれたわけではなく、何度かあって話をしていくうちにではありましたが
自分自身でも信じられないほどに彼のことを好きになって居ました。
友達も私が好きになってしまうとは思いも寄らなかったようで同じく驚いていました。
彼と個人的にコンタクトを取り合うようになってからは
友達を介さずに出かけることも増えて行きました。
会って、彼を1つ知るたびに1つ好きになるような感覚でした。
思いが高鳴ったとき、彼に自分の思い全てを話しました。
言い切った瞬間、迷惑だったかなと不安にも思いましたが
彼は私の言葉に対して、自分の気持ちを伝えてくれました。
こうして私たちはお付き合いをすることとなりました。

考える時

光のオブジェその時の私は丁度、考えることがとても多かったのです。
その大半は彼との事でした。
「彼は私のことを果たして本当に好きなのだろうか」
「私に対して言葉として愛情表現をしてくれないけれど、他の恋人達もそうなんだろうか」
などと考えていたのです。
彼との関係に不安さを抱いてばかりというわけでも在りませんでしたが
考えてみると、色々と悩むことも多く出てきてしまうものですね。
時には、彼にその気持ちを伝えることもありました。
口が上手く無い彼は困ったようにしていましたし、好きだと言ってくれても
目線1つ合わせてくれませんでした(苦笑)
それが「彼」という人なのですが、私はそんなリアクションを見るたびに
再び色々と考えるようになり・・・。
どうやら私には妙な考え癖がついてしまったようなんです。
色々悩んでいても仕方ないことだと分かっているのに考えてしまう。
それは「立ち止まっている」からなんですよね。
彼ともっと、ゆっくりでいいから「一緒に歩き続ける意識」を持てば立ち止まって
要らぬことを考え込む必要も無いのではないかと思うようになりました。
少しだけ意識を変えてみることで、自分の心がとても軽くなるのを感じましたし
彼が向ける愛情を疑うようなこともなくなりました。

エントランス彼との関係は「ズルズル」としたものになりつつありました。
一緒に居続けてはいたのですが
‘仲良く一緒にいる‘というよりも
‘居ることが一応の約束だから‘という感覚になって居ました。
彼とバイバイをしてからのほうが自分自身の心が軽くなる気がする瞬間もありましたし
彼と会う前になると
「面倒くさいな」
「嫌だな」
という気持ちになってしまう事もありました(汗)
このまま続いていけば、きっと2人の間に倦怠感だけが残って、別れてしまうんだろうと思いました。
そこまで予測をしていても
「それはそれで仕方の無いことなんだ」
とも思って居たんです。
そんな矢先、彼から一度話をしないかといわれました。
やはり面倒だと思ったものの、どちらにせよ話し合うことは必要だろうと思い
私はそれを承諾しました。
彼は私との関係は続けて行きたいと言いました。
だからこそ、現状を変えて行きたいんだとも言いました。
最初は、終わっていくものは仕方が無いと思って居た私ですが
彼の話を聞いているうちに、私も何とか関係を立て直したいと思うようになったのです。
そして
「常に今が始まりである意識」を持ってみようという結論になりました。
そして、彼と共通の意識を持つことで関係はガラリと変りました。